世界初の特殊加工によって
安定かつ複合的な性質を持った素材

海洋性カルシウムパウダーの発熱問題を解決

天然素材の海洋性カルシウムは、主要成分として炭酸カルシウムCaCO3を多く含みます。これを通常1000℃前後で焼成されて酸化カルシウムCaOを生成します。さらに特殊加工する事で水酸化カルシウムCa(OH)2となります。一般的に販売されている海洋性カルシウムパウダーは、前述した酸化カルシウムまたは水酸化カルシウムとなります。パウダーの平均粒径は小さいものでも「6μm前後」が一般的です。SeaFectでは、独自技術により平均粒径を「4μm前後」まで微小化させています。 一般的に販売されている海洋性カルシウムパウダーは水分を加えると発熱する問題があります。SeaFectは独自技術により平均粒径を微小化させたことで「発熱問題」を解決しており、SeaFectを水に加えても発熱しないことが試験結果で明らかになっています。

天然素材100%だからこそのオールフリーの安心感

SeaFect水溶液は、天然素材100%だからこそ様々な利用方法が可能です。手やドアノブでのご利用や野菜や果物や調理器具などのキッチンでのご利用や噴霧器でのご利用など様々なご利用が可能です。また皮膚刺激試験で非刺激性であることが確認されています。天然素材100%のため、同等のpHをもつ薬品のように皮膚のタンパク質を溶解させるものとは異なります。したがって低刺激で皮膚にも優しいです。

  • アルコールフリー
    • アルコールは除菌能力を持っていますが、すぐに蒸発してしまいます。除菌するためには少々時間が必要なウイルスなどが存在することが分かっていますが、効果が出る前に蒸発したり・対象が濡れていると濃度が下がったり、折角除菌しようとしても効果の低下する場合があります。
  • 次亜塩素酸ナトリウムフリー(強アルカリ性)
    • 次亜塩素酸ナトリウムはSeaFect水溶液と同様に強アルカリ性ですが、「毒性が高く取扱いが難しい」点がポイントとなります。酸と混ざると塩素ガスが発生し、大変危険です。また空気に触れたり・光に当たったりすると、有効塩素の分解が進むことで除菌効果の低下する場合があります。
  • 次亜塩素酸水(微弱酸性・弱酸性)
    • 対象となる物の汚れを落としてから使用する必要があり、汚れが付着している状態では除菌効果が低下します。現実的に汚れを落としてから利用するケースは少ないかもしれないため、使い勝手が良いとは言えません。

除菌・抗菌面で優れている

SeaFectは細菌を分解できる強アルカリ(pH12.5前後)成分であることから、抗菌面で優れています。

比較項目 SeaFect 水溶液 銀系(Ag)抗菌剤 次亜塩素酸ナトリウム 水溶液
消臭 アルカリによる 中和分解 未解明 アルカリによる 中和分解
消臭成分 水酸化カルシウム Ca(OH)2 銀イオン Ag 次亜塩素酸ナトリウム NaCIO
持続性 長時間 少量では期待できず 濃度によって変化
安全データ 皮膚に対する 安全性試験公表 未発表 安全性試験と 毒性試験結果公表
有毒性 なし 未解明 酸性物質と反応した場合 有毒ガスを発生
成分表示 明確な表示が可能 銀皮症等の危険から 明確な表示なし 食品添加物だが毒性あり 明確な表示なし

安全性に優れている

SeaFectの安全性については、長崎国際大学による皮膚刺激試験(検証方法:EPI-200 SIT法)で「非刺激性」であることが確認されています。天然素材100%のため、同等のpHをもつ薬品のように皮膚のタンパク質を溶解させるものとは異なります。したがって低刺激で皮膚にも優しいです。

皮膚刺激試験(検証方法:EPI-200 SIT法)

新型コロナウイルスの不活性化試験結果(宮崎大学にて実施)

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 ウイルス[SARS-CoV-2/Hu/DP/Kng/19-027、LC528233、神奈川県衛生研究所から分与, 2.0E+06PFU])に対する不活性化試験を宮崎大学にて行いました。その結果SeaFect水溶液に「30秒」接触させただけで「99.98%」のウイルス感染性の減少が確認されました。さらに「300秒」接触させると、「99.99%以上」の減少が確認されました。

コロナウイルス減少率

コロナウイルス減少率

緊急度「重大」「高」レベルの細菌の除菌効果実験

WHO(世界保健機関)が「新規抗菌薬が必要な薬剤耐性菌リスト」12種を公表しています。これら12菌の内、4種菌に対するSeaFectの除菌試験を長崎国際大学で試験しました。以下がその結果となります。

対象菌 属性 「検出せず」までに
要する時間
緑膿菌 グラム陰性通性好気性桿菌 3分
腸内細菌科細菌
(大腸菌)
グラム陰性非芽胞形成通性嫌気性桿菌 3分
黄色ブドウ球菌
(スタフィロコッカス アウレウス)
グラム陽性通性嫌気性球菌 60分
サルモネラ菌
(サルモネラ エンテリカ)
グラム陰性通性嫌気性桿菌 3分

特性の試験結果

長崎国際大学薬学部に委託し、生体への影響、医学分野への応用可否なども含めてSeaFectの研究・分析を実施中

水を加えた場合に発熱するかどうか

市販されている海洋性カルシウムパウダーは、水を加えると発熱するというマイナス特性を持ちます。同様に海洋性カルシウムパウダーを基礎材料とするSeaFectも同様視されることが多いため、一般的な酸化カルシウムと比較する上で、同条件下での発熱反応実験を行いました。その結果は、特に2700秒後(45分後)と3600秒後(60分後)において、SeaFect水溶液は0.05%、0.10%の濃度においてもコントロールの精製水と同程度の温度上昇しかみられず、水との発熱反応がないことが実証されました。一方、一般的な酸化カルシウム水溶液は2700秒後と3600秒後、どちらの濃度においても精製水の2〜3倍程度の温度上昇が観察された。

発熱反応実験結果

※各検体とも2時間後や3時間後に温度上昇しているのは、攪拌子を稼働させている影響で摩擦熱や室温の影響があったと推察されるため、数値は比較材料にはならない。

バクテリオファージを用いたウイルス不活性化試験

バクテリオファージを用いたSeaFectのウイルス不活性化試験を行いました。0.05%のSeaFect水溶液にウイルス液を30秒接触させるだけでウイルス感染値がゼロという試験結果が出ました。精製水接触時のウイルス感染値は「1.08x10の6乗PFU/mL」となったが、0.05%のSeaFect水溶液に30秒接触させた後、どの濃度のウイルス液と接触させてもプラークは観察されなかった。この結果は、80%エタノールを陽性コントロールして用いた結果と同等だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では経済産業省の要請に応じ、複数の試験機関による消毒方法の有効性評価のためのウイルス不活性化試験を実施している。その結果、2020年5月の有識者による検討委員会で、以下の界面活性剤5種が新型コロナウイルスに有効と判断されている(経済産業省ホームページでも発表済)。

  • 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
  • アルキルグリコシド
  • アルキルアミンオキシド
  • 塩化ベンザルコニウム
  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル

不活性化試験の結果詳細では、上記塩化ベンザルコニウムが感染値2桁以上の減少、その他4種が感染値4桁以上の減少が見られたが、感染値が「ゼロ」となっているわけではない。SeaFectはウイルス感染価がどのウイルス溶液濃度でもゼロとなっており、わずか30秒間の接触で実現している。これら5種の界面活性剤が新型コロナウイルスに有用とされるのであれば、SeaFectはそれ以上の効用を持つ物質と期待できる。